畳み掛ける暴力の連鎖。それが物理的なものだけでなく、会話によっても成されるのがこのシリーズの醍醐味。
小気味好く啖呵を切って言質を取り、かと思えば揚げ足を取って暴力に訴える。
些細なきっかけが雪だるまのように膨れ上がり、後戻りの出来ない事態に発展する恐ろしさが、逆に滑稽に見えるカタルシス。
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もう一つの醍醐味は「処刑方法の発明」なんだけど、ここが明らかにパワーダウン…。
前半が花菱会の内乱的な展開に終始するのも、不完全燃焼の要因か。
シリーズのファンとしてはこのままじゃ終われねぇんだよ馬鹿野郎この野郎。
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車の撮り方は相変わらずかっこいい。