このレビューはネタバレを含みます
「いま私の頭の中それでいっぱいだから、それを奪って」
そりゃあさ、私だって長澤まさみに迷惑かけたいよ…
あ、そんな作品じゃなかったね。
突っ込みどころほあるけど、これはSFもの。後半の展開に細かく突っ込んでいたらキリがないでしょう。
特にラストの展開に賛否両論あるみたいだけど、私は
『しんじ(松田龍平)が奥さん(長澤まさみ)から奪った愛を、これから長い年月かけて返しながら愛の概念を与える』のかなぁって思ったらとても腑に落ちたし、じんわりしたよ。
『自分』を奪われた児嶋さんが、あなたは誰って聞かれて『児嶋だよ!』て返すかと思ったのはここだけの話(日テレ配給映画だしね)
舞台から映画にするにあたってCGとミサイルは必要だったのかもしれないけど、あのミサイルはどうかと思うなぁ。
それと、何かの映画でもあったんだけど映画のタイトルを登場人物に言わせるのはクソダサいから止めさせよう委員会発足。
「あいつらは散歩する侵略者だ!」
いやいやいや………。
設定は面白かったなぁ。
概念を奪う、 か。
ウチの奥さんは愛の概念を奪われてもケロッとしてたりして。
それが何より怖いわ…。