マグロ

ショタール商会のマグロのレビュー・感想・評価

ショタール商会(1933年製作の映画)
3.3
バランスが大事。

一代で財を成した卸問屋のショタール。彼の娘の恋人は売れない詩人。ショタールは二人の結婚に猛反対。しかし詩人が文学賞を受賞すると態度は一変。ショタールは芸術を称揚するように……な話。
ショタールの手のひらクルクルっぷりが潔すぎて笑える。詩人も詩人で態度悪すぎるのも楽しい。

リアルでありながらところどころシュールな遊びを入れているのがなんともルノワールで詩的リアリズム。
ショタールと詩人の話し合いからラストまでのカメラがオシャレ極まっていて惚れる。
マグロ

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