びんぼん

ラマになった王様のびんぼんのネタバレレビュー・内容・結末

ラマになった王様(2000年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

The Emperor’s New Groove
この原題を知っていたらもっと早く鑑賞していたと思う
『ラマになった王様』では申し訳ないが全く食指か動かず、今まで未鑑賞だった

原題を知って、え、面白そう、面白いのかも
?という気持ちになってディズニー+で鑑賞

やはり予感は正しかったようで、面白くて声が出ました
なんて言うか、『アラジン』と『ヘラクレス』の流れを汲む感じ
ただあまりにもキャラデザが一般受けしないのと、主人公のクスコの性格が悪すぎてヒットしなかったのも頷ける

ワガママな王が獣の姿に変えられて、というと『美女と野獣』が思い浮かぶが、クスコは野獣ほど改心しないし、ベルのようなヒロインに救われるという訳ではない
パチャという素朴で善良な男がバディとなり、最終的にある程度は改心するのだが、真実の愛で呪いがとかれるようなプリンセスストーリーではないので、良い意味でカラッとして楽しめる
ベルやティアナのような華やかさはなく、限りなく地味なパチャではあるが(笑)

ヴィランは突き抜けたビジュアルである
イズマ、、、1度見たら忘れられない、クルエラを更に進化させたような強烈な姿
とは言え、ラストで改心するまではある意味主人公のクスコがヴィランと言っていいレベルの性格の悪さ
イズマは、野心はあるものの、そもそも突然クビにしたクスコもクスコなのである

みんな、クロンク好きよね
私も好き
好きにならずにいられない良キャラ
ガストンぽさも若干あるのだけど、ガストンからギラつきを差し引き、オラフのおバカさを足したようなクロンク
彼の存在がこの作品の面白さを格上げしていると言えよう
とは言え、ワキで光るタイプ
彼を主人公に据えた続編はあまり観たいとは思わない
びんぼん

びんぼん