びんぼん

私ときどきレッサーパンダのびんぼんのネタバレレビュー・内容・結末

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤くらいまで、共感性羞恥のために私がレッサーパンダになりそうで、心から楽しめたとは言い難い

私自身も娘であり、娘の母であり
どっちもに思い当たる節があるゆえの恥ずかしさであろう

そして母娘揃って長年ボーイズグループのオタクでもある
娘が頑なにこの作品を観ようとしないのは自己防衛からか

メイメイもその母も完全に行き過ぎており、共感性羞恥とは言えあまり共感出来ないのも本当
友人3人は良い子達だが、元々いい子ちゃんでチクリのメイメイは他の同級生からはあまり好かれていない
教師すらメイメイのことを少しうざく感じている描写もあった
分かるわ
私もあんな子あまり好きになれない

メイメイを愛し心配するあまり管理し支配下に置こうとする母も見ていてしんどい
ピクサー、意外とこういう親を時々出してきますよね
短編のバオとか、あの夏のルカとか

母親として反省を促されているような気がしての苦しさがある

レッサーパンダに変身するのが、第二次性徴の隠喩であると言われていて
思春期の反抗、13歳はもう大人
などのキーワードからも、そういうテーマなのだろう
ということは、レッサーパンダの姿でチケット代を稼ごうとするのは、女性としての自分の価値を売り物にしているということか
と思い当たり
またなんだか苦しくなってしまった

ライヴの様子は今まで私が参戦してきたライヴみたいで既視感があって楽しさや興奮が伝わってきた
その後のママレッサーパンダが大暴れする特撮怪獣物的展開も面白かった
あと、パパが作る点心?すごく美味しそう

全体通してプラスマイナス考えて
んー
あんまり好きじゃなかったという結論やな
びんぼん

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