わたP

メアリと魔女の花のわたPのレビュー・感想・評価

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
2.0
魔女の宅急便へのアンサー的な映画なんだろうなあって勝手に思ってたんですけど、見ていて正直そういうものが一切感じられなかった。これでは作り手がどんな思いで作ったかなんて関係なく、ただジブリの画で魔女ものやっといたらそこそこ売れるやろっていう程度でしか作られてないと思われても仕方ないと思う。

っていうか見ていて終始イラつく。主人公のキャラも簡単に友達を売っといて、そこから立ち直るのも早すぎる。なんか重いシーンになりかけたら知らない間に主人公が決意しちゃって、全く気持ちがノレない。
しかも話運びが全然スマートじゃなくて、あっち行ったりこっち行ったり、こういうのはさ、一回行って戻って、最後もう一回行くぐらいでいいんだよ。何回行くねん。何回ピーター連れ去られるねん。
それから変身魔法の脅威と成果がイマイチわからなくて、あのマダム達に何がそんなに駆り立てるものがあるのか。なんで人が変わってしまったようになったのかがわからん。
絵柄も全体的には宮崎さんなんだけど、やっぱ細部が違って見える。雇えるアニメーターの差なのかもしれないけど。家にいた犬とか全然可愛くないし。
あとね、ジブリと決定的に違うのがね、鈴木さんなら絶対にSEKAI NO OWARIとか使わない。これだけは絶対だと思う。お金的にタイアップしないと厳しいとかあるのかもしれないけど、それはないと思う。ダサすぎる。
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