こしょう

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのこしょうのレビュー・感想・評価

3.9
トーニャみたいなスキャンダルを、わたしたちは決してあっていいこととしては受け止めない。けれど、テレビで流れる分には、誰かの話として聞く分には、楽しそうに見る。映画の最後、OJシンプソンに世間の興味が移るシーンがあるように、わたしたちはスキャンダルをけしからんと思いながら、でも、なくそうとはせずに次の楽しみ次の楽しみを、とメディアと一緒になって追いかける。これってつまり、ジョーカーを追いかけるバットマン的病理を大衆は抱えているというげんだいじんへのけいこくなのだああ!わあああ!
なんてことを連想させるくらい、口紅をして紫の衣装を着て張り付いた笑顔のマーゴットロビーが、ジョーカーに見えました。
あとは、デブの誇大妄想くん、サイコーです。
こしょう

こしょう