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ピーターラビットのrage30のレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
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完全にノーマークだったのですが、映画秘宝で評価されてるのを見て、チェックしてみた次第。

『ピーターラビット』が映画化するとなれば、牧歌的でお涙頂戴のドラマになるのかと思いきや、実際は過激なスラップスティックコメディーになっていて驚きました。

あまりイギリスらしくない笑いだな~と思ったら、監督はアメリカ人のウィル・グラック。
如何にもアメリカ的な大味かつ、バイオレントな笑いが展開されるので、そこは好き嫌いが分かれるかもしれません。

個人的には、こういう笑いも嫌いじゃないし、家を爆破する件なんかは大笑いもしましたよ。
ただ、あまりにもギリギリを攻めた結果、「これ以上はマジで死人が出るぞ…」という不穏さも感じてしまったし、ブラックベリーの件は一線を越えてしまったとも言えるでしょう。

そもそものピーターの復讐心や領地の問題も、途中で有耶無耶にされるし、な~んかモヤモヤが残るのも確かな作品で…。
もっと分かり易い悪役を作って、ウサギ達がそれを撃退する、シンプルな勧善懲悪モノにすれば、良かったと思うんですけどね。

まぁ、とはいえ、この作品程に「思ってたのと違う!」となる作品はないと思うし、少なくとも話のタネにはなるはず。
興味があれば、是非見てみて下さい。
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