あたし

犬ヶ島のあたしのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.8
作り込まれた不思議な世界観。余りにもぬるぬる動くからストップモーションだって信じられない。1日の撮影で1チーム2秒の映像を制作してたらしい。気が遠くなりそう。杉田玄白が『解体新書』を丸一日かけて翻訳できたのは「まゆげ」という単語だけっていう歴史の先生の話思い出した。

舞台は近未来の日本。登場人物は母語を話す。犬語は英語に訳される。英語音声&日本語字幕で見たんだけど、かなり日本語でてくるからびっくりした。日本語と英語が共存してる。吹き替えだとこの衝撃が薄れるかも。映像にカタカナひらがなも沢山出てくる。

声優陣が豪華。ウェス・アンダーソンの映画ってよくこんなに売れっ子を集めてこれるなあって思う。スカヨハは俳優にならなかったら声優になってただろうなと思うくらいハスキーな良い声。俳優たちにこの監督の作品に出たいって思わせるような魅力に溢れてるからオファー断らないのかな。
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