車椅子の男が悪党からお金を横取りしようとするクライム・スリラー。
薄々気付いてましたけどジェラルド・バトラー主演の「エンド・オブ・～」シリーズと全く関係なかったです。
脚本がよく練られていて、スリリングな展開と伏線の回収が見事でした。
そもそも足が不自由な設定じゃなくても十分面白いのに、おかげでスリル倍増している。
ちょっと残念なのは只者ではない主人公が何者なのか説明が少なくて、もしかして続編映画なのかと思ったくらい。
（ちなみに私は悪党の同業者かと思った）
タイトルの意味はダブル・ミーニングで、「実際のトンネル」と「暗い人生」の出口を指していると思われます。
小さいころに公園遊具のトンネル出口で一歩早く頭を上げてしまい頭を縫った傷が残る私には、頭から流血している私を指差して笑っている姉たちに恐怖と軽蔑の念を抱かせた怨念の地。
