山椒

サイコXXの山椒のネタバレレビュー・内容・結末

サイコXX(1970年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

TSUTAYAでリメイクのサイコを
借りようとしたら隣に
サイコXXという作品も見つけて
ついつい借りてしまった

ヒッチコックの一作目が1960年
二作目が1983年
このサイコXXは1970年なので
時系列でいくとこれが二作目???
でもなんでこんなこれ話題に
なってないのかが謎…
と調べてたらなんとまぁ
こちらサイコ無関係〜!!!!

この邦題にされることで
私のように騙された人が沢山いるだろう

ノーマンベイツにしか見えない
アランと名を変えた青年は
同じキャストの
アンソニー・パーキンスが演じている。
この当時で38歳らしい

このアランには姉がいて
あの家と間取りが同じ家で火事になり
姉は火傷、父は死亡
アランは目が見えなくなり
ぼんやりとした視界の中で生きる

お金がないので部屋を学生に
貸すことになったけど
めちゃくちゃアラン嫌がってらな

アランアランと幻聴のように
聞こえる感じが
サイコシリーズで
幻想の母親にうなされていた
ノーマンベイツを思い出させる

ハロルド・デニスという学生は
存在しないんだと
ボイステープに吹き込むアラン

全ての人がぼやけて見えてしまうので
全てを悪だと思い込み
学生をどんどん疑い懐疑的になっていく

アランの幼い頃に
お仕置きで父親に両手を棒で叩かれて
クローゼットに逃げ込んでたけど
あのお仕置きってあの時代の
お馴染みみたいな感じなのかな

幻覚がひどくなっていったときに
エリックという姉の男らしき人物が
現れて更に疑心暗鬼になってくアラン

周りの誰も声が聞こえてるのを
信じてくれないし
目見えないのに車運転して事故ったり
もう手がつけられないから
病院に送り返されそうになってるのが
なかなかに不憫。
完全に腫れ物扱いだ

そんな学生はいないのよと
説明されてさらにパニックになる
アランいろいろかわいそう

え?!またふらふら幻覚の中で
部屋に閉じ込められて
火つけられたけど🔥
犯人捕まえたと思ったら姉だし
火傷はテープだし
何事かと思ったらお姉ちゃん
ファザコンだったのね
その怒りの矛先が弟になったのか

ここでハッキリ目が見えるようになる
アランのタイミングも不可解だ

姉の計画的犯行だったのか〜
そのあと彼女も作って
学校にもいって順風満帆な生活を
送る中で姉を病院送りにして
その手紙を読みながら闇を見つめる感じが
未だ幻覚は消えてないように思える
不思議なエンディングだ

昔ってなんでもかんでも
精神病とされて病院
ぶち込まれてた様もわかる映画

サイコとは全く関係ないと言っても
設定も家も俳優も
結構似てるから不思議な映画だった
山椒

山椒