このレビューはネタバレを含みます
これは2回目見直した方が絶対に面白いと思うんだけど、もう一度見る気力と意欲が湧かない。笑
是枝映画の質感はやっぱり好き。これぞ映画って思う。
途中の三隅の発言とか何言ってるのかよくわからない事とかあったけど、最終的に何が真実か分からないエンディング自体は私は嫌いじゃない。実際そうだと思うし。事実は分からない状態で裁判も弁護も行われてるんだと思うから。
虚言癖のある殺人犯なのかと思って見ていたのだけど、そう一言で表せるものでもないよなって。それもまた彼を表す要素として正解かもしれないけど。
人が人を裁く限界を分かっていて皆見て見ぬふりしながらやっているのかなという気持ちになった。
自分でこの映画を見ただけでは、少し難しくてよく分からないところもあって、でも現実ってそうだよねって感じだったけど、考察をいくつか読んだらやっぱり質の高い映画な印象。それらの解釈が合っているかは分からないけどね。
皆よくそこまで読み取れるなあ、やっぱり自分がつまらないと思っても、面白さを読み取る力がない場合もあるなって再認識。
面白くないと感じるのもまた一つの感性だけど。
広瀬すずが斉藤由貴に向けたあの目はすごく良かったな。
吉田鋼太郎と満島真之介、事務員の女性のおかげで前半案外面白く見られた笑
重くなりすぎず普通に楽しく。笑
満島真之介もちょうど良かった。ああいう後輩役ってバカっぽくなったりうるさすぎたりするイメージだけど、生意気すぎもせずでしゃばりすぎたりうるさくもなくでも若手側の意見や疑問が出てて良かったな。
2023.03.24 Amazonプライム