すずき

オレの獲物はビンラディンのすずきのレビュー・感想・評価

オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)
2.7
週一で人工透析を受ける、便利屋ゲイリー・フォークナーは、アメリカを愛する愛国者だった。
ウサマ・ビンラディンがいつまで経っても逮捕出来ない事に苛立っていた彼は、ある日神の啓示を受ける。
それは、たった1人でパキスタンに赴き、自らビンラディンを捕らえよ、との神の試練だった。
彼は友達や恋人と交流をしながらも、パキスタンに行く為の計画を練るのだが…

ニコラス・ケイジが実際の事件の当事者を演じた、事実を元にしたコメディ作品。
まあ大して期待してなかったんだけど、イマイチ微妙にハマれない作品だった。

カット割のセンスが合わないのもあるかも。
ニコラス・ケイジの怪演は流石なんだけど、カット割が無駄に多く、長回しワンカットで撮影した方が映えるんじゃないかなー、とか素人ながら思ったり。

コメディ的にも突き抜けれない所が。
おバカに徹しきるか、オフビートな笑いに徹しきるか、少し中途半端感。
人の笑いのツボはそれぞれなので、それが良い、って人もいるだろうけどさ。

今回は吹替で鑑賞。
大塚明夫さんの演技はやっぱ上手い。
かなりマシンガントークで喋る所も多いけど、聞き取りやすくて安定してる。
そんで今回のようなダメなニコラスケイジから、ガチの方のニコラスケイジまでイメージ崩さず演じ分けられるから大したものだ。
しかしこの作品、大塚明夫さんと田中敦子さん以外のキャストは無名で、あんまり上手くなかった人もいたのは残念だ。