2022年1月1日
『ピュア 純潔』 2010年スウェーデン制作
監督、リサ・ラングセット。
スウェーデン、ヨーテボリの街。
カタリナ(アリシア・ヴィキャンデル)は20歳。
母と娘の二人のみだが、母はアルコール中毒。
娘カタリナは母と別居をし、交際相手と暮らす。
カタリナの趣味はモーツァルトの曲を聴くこと。
ある日、コンサートホールに出向いた時に、
受付の募集に応募をしに来たと間違われ、
採用されてしまう。
アリシア・ヴィキャンデルの長編映画デビュー作品。
かわいい!
ドキドキするようなウブな感じ。
指揮者のオッサンとのいわゆる濡れ場では、
顔を赤く染めて(顔を充血させて)頑張って
演じている。
まだ世間を知らないような若いカタリナが
迷いつつも、過去から抜け出し、成功を
夢見て、自分の居場所をつかみ取っていく。
そのカタリナを雰囲気抜群に演じている。
泊まるところなく野宿するさまが痛々しい。
「勇気は人生を開く」
しかし、この指揮者は勝手だな。
最初から、遊びにしか過ぎなかった。
カタリナは若すぎて、そういう中年男の
考えは読み取れなかった?