サメ映画にはあんまり興味がなかったんですが、レンタルのランキングに出てたので、こういう機会でも無きゃ見ないよなと思い、借りてきました。
なるほど、こういう感じですか。
見ててまず思ったのは、サメ映画に馴染みのない人でも見やすい映画なんじゃないかな、ということ。
私には本作が、特殊なジャンルであるサメ映画というより、むしろ普通のモンスターパニックに見えました。
巨大ザメ=メガロドンあのサイズでは、人間は食いちぎられることもなく丸飲みなので、人体が破壊されるような描写も少なく、この手の作品にしては刺激が控えめな作品のように思えましたしね。
比較できるような映画を見たことがないので、よくわかんないですけど。
なので、たぶん本作の見どころは、メガロドンのデカさが見せる迫力と、それに真っ向勝負を挑むジェイソン・ステイサムのカッコよさなんだろうと思います。
まあ、その部分は一長一短って感じ。
ステイサムのスーパーマンっぷりは、見ててなかなか気持ちいいけど、メガロドンの巨大さを感じさせる場面があまり多くなくて、そこは物足りなかったです。
海中から飛び上がって上空のヘリをがぶりとやるぐらいの見せ場は、あってもよかったんじゃないですかね。
登場人物の行動に関してのツッコミどころの多さは、それがモンスター映画の醍醐味と言えなくもないので、単純にダメとは言いませんが、肝心のモンスターにあんまり迫力を感じられなかったのは、単純にダメだと思いました。
ということで、見やすいとは思いますが、見ごたえがあるかと言われると、ちょっと答えに詰まりそうな映画。
サメ映画にあまり関心がなく、モンスター映画への関心も少しだけというレベルの視聴者である私にとっては、ジェイソン・ステイサムが頑張ってたことぐらいしか印象に残らない映画でした。
中国も、お金使うならもう少し使いどころを考えた方が良いんじゃ…と、余計なお世話っぽいことを思ったりしました。