BGMはなんとラヴェルのボレロ。しかしボレロをよく聴く人であれば違和感が。なぜならこれは早坂文雄が作曲したオリジナルのボレロなので微妙に違う。
元をよく知る人ほど気持ち悪くなってくると思いますが、改訂というか編曲と思えば愉しめると思います。個人的にはそのまま使ってもよかったとは思いますが、脚本に沿うかどうかという点では、この頂点のないボレロは多層的でとても良い。
ヴェネチア国際映画祭の授賞式には日本人誰一人出席せず適当なアジア人(たしかベトナム人)が立派なスピーチをしてくれたとか。笑
これをキッカケに大映が文芸映画と呼ばれる不思議なジャンルを作り出してゆく。