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静かなる情熱 エミリ・ディキンスンのmhのレビュー・感想・評価

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アメリカの女流詩人エミリー・ディキンソンの半生記が題材のイギリス映画。
古い価値観にとらわれたままの社会でなんとか活躍して名を残した偉業と、ちょっと誇張気味にその激しい性格を描写している。
これは映画なので、辛辣なことをいってしまう→指摘されてすぐに反省するんだけど、現実では反省してなかったんだろうなぁとか思ってみてた。
家に閉じこもるようになってからは、カメラも外に出ていかない。
dis能力だけ高まってみんな言い負かす。引きこもりのエミネムみたいになる。
性格と病気で孤立していく様子を閉塞的な室内に捕らえている。ようやくカメラが外にでたのは彼女の仕事いう念の入れよう。このあたりの徹底ぶりは見どころかと思う。
きわめてクレバーでロジカルな構成だけど、それが面白いのかどうかはまた話がベつ。批評家は大絶賛だけど、アマゾンやフィルマのレビューは星が少ないということになってる。
「TOBE」とか「メアリーの総て」とか、最近作られた歴史への登場が早かった女性の才人の伝記映画という点でも楽しめた。
面白かった。
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