乙郎さん

SING/シング:ネクストステージの乙郎さんのレビュー・感想・評価

3.0
質が高いのは前提で、ちょっと気になるところあり。
ファミリー映画の側を借りて、ビッグバジェット映画作りやショウビズの闇を描いているのかと思ったり。

バスター・ムーンは果たして良いプロデューサーなんだろうか。メンバーへのケアをしっかりやっているようでいて、時折デリカシーのなさが見える。何より大言壮語を吐く癖がある。そういった点はイライラさせられつつも、もしかして実際のPもそうかもしれないと思わせられる。

この、中心に据えられるのが小悪党であるというのは、意図的じゃないかと思わせられる。純粋な歌の力を信じつつも、純粋だけでは駄目だと言うことにも自覚的である感じ。

映像としては、ミーナが恥ずかしがった時に耳で顔を隠すところがよかったです。
乙郎さん

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