先日、友人たちとスターウォーズの話で盛り上がったときに、A君（彼はスターウォーズ未見で、変な偏見を持つ）が放った言葉にはっとさせられました。「スターウォーズってさ、コスプレ集団の集まりだろ。生身の人間は一体何人いるんだ。いたとしても腕がサイボーグだったりするだろ。それの何が面白いんだ？」とのことらしいです。
まあ確かにあながち間違ってはいません。よくわからん衣装を着た男たちが、光る剣を振り回している何が面白いんだと思うことも理解できます。しかし、それはただ単に彼がスターウォーズという世界観に入り込めていないだけのことです。たったそれだけの違いで、画が陳腐に見えたりしてしまうことは興味深いです。
そんなことを考えていると、今作の予告編を思い出しました。堺雅人と高畑充希がCG丸出しの世界をUFOのようなものに乗っているシーンにとても面白そうだなとは感じませんでしたが、これも世界観に俺は入っていないだけだと思い、絶対に観ないだろうとたかをくくっていた作品に挑戦してみることにしました。
すると、意外にも楽しめることができたのです。一見するとバカらしいことでも、その世界に一歩踏み出してみると、これはまた面白いと感じることはよくあることです。一旦自分の考えはどこかに放り投げてみて、自分の目で物事を捉えてみれば、また違った世界がみえてくるかも、と先のA君に教えてあげれば、彼もスターウォーズをみてくれるかもしれません。
