映画は中身のストーリーや論理の整合性がとれていなくても、
興味を持続できる映画という表現方法の凄さをこの映画からは感じました。
正直何がなんだかわからない映画です。
エンドロールをみながらも唖然としてしました。
ですが、退廃した気配がぷんぷんに匂ってくる閉鎖的な灯台で、
男二人が生活し、どちらも狂っていく様子がなんとも恐ろしい。
白黒の画面や見慣れないスクエア画角をその恐怖をさらに増加させています。
所々、老人がギリシャ神話を引っ張ってきて、青年にまくしたて、無理矢理老人のつくるメシが好きだと言わせるような、
少しクスッとしてしまう、二人の掛け合いも、緊張を解きほぐす良い緩和になっていて面白かったです。