ねむ

DESTINY 鎌倉ものがたりのねむのレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
3.9
きたなーい気持ちを抱えきれなくなって困っていた日に、こういう映画を観るはめになる。汚い水たまりに陽が射す。
多分自分のほしいものが幾つか目に入ってきてしまった。
どうして1番不確かなものこそ、いつもハッキリと実感したがってしまうんだろう。
ひとの気持ちも命も、誰にもどうすることは出来なくてそれでいいんだけど。そういうものだけど。

こういう不思議は初めてかも。
私があまり知らないだけで邦画っぽいのかな??
世界と世界が少しだけ交わってて、それがスルリと『あり』なの、嫌いじゃない。
『よいこころ』を素直に認めて求める自分がいた👀

ジブリみたい!(思い出した
日本の昔のお話にもこういうのあったなそういえば…

海のシーン、とても好き。
離ればなれになっても迎えに行きたい、連れて帰りたいと思ってもらえたらほんと、生まれ変わってもあなたの奥さんになりたいって思うだろう。
この世界の男の人は弱々しく見えて、強くてやさしい。

死生観?わかりやすかった。
今の人生だけが一度きりのことじゃないのかもしれない。
当たり前が尊いってちゃんと、ちゃんと心からわかりたいと思った。

単体で聴くより、エンドロールに流れた方が宇多田ヒカルの歌も余計に響いた。

追記
予想より余韻が長い。まだじんわりしてる。
ねむ

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