記念すべき700本目🥳🎉
レビュー書くまで気付かなかったので、たまたま観たのですが、大正解でした🙆♀️💕
ともかく心があったまって、気持ちが穏やかに、そして隣にいる人を大事に思える作品でした✨
よくない評判もたくさん聞くから期待してなかったんだけどなぁ〜
【ストーリー】
人間と魔物が共存する街、鎌倉に住むミステリー作家の一色正和(堺雅人)。
正和は原稿を取りに来た亜紀子(高畑充希)と運命的な出会いを感じて結婚。
ささやかながらも幸せな結婚生活を送っていた。
しかしある日、魔物の仕業により亜希子の霊体が身体から抜け出てしまい、更には戻るべき身体が見つからなくなってしまう。
行き場のない霊体は黄泉の国に向かうか、それとも身近な人の寿命を生体エネルギーとして貰いながら現世に留まるしかない。
身体が見つからないため現世には留まれない亜希子は、"夫の寿命を削るくらいなら一人で黄泉の国へ行く"と決断する。
しかし亜希子との幸せな生活を忘れられない正和は、ある行動に出るー
【感想】
前半は、あまりにラブラブな二人の新婚生活にごちそうさま感が強かったのですが、そのパートがしっかりと描かれていたからこそ、亜希子が黄泉の国へ行くと決断したシーンは涙が止まりませんでした。
やっぱり高畑充希ちゃんの演技はすごい。
この子は笑いながら泣く演技が自然すぎて、今回もしっかり泣かされました。
「あぁ…こういう時が来たら笑顔でお別れするって決めてたのに」
この一言だけで、心が締め付けられるようでした。
あぁ〜夫婦っていいなぁ〜。
アラサーのワタクシ、仕事もやりがい感じるし、いま自分の生活以外に負うものを増やしたくないなぁ〜と思ってしまい、なかなか結婚に踏み切れない日々でして…
「正直結婚する必要を感じない」というのが、ここ最近の考えでした。
でも、結婚して夫婦になるということは、自分のエゴなんて優に飛び越えてでも守りたいもの、守るべきものができるということなのかなって、本作を観て思いました。
夫の寿命のために妻が身を引く一色夫婦。
妻の未来のために夫が身を引く本田夫婦。
どちらも、自分は一緒に幸せになれないんです。
悲しいことに、自分がいなくなることが、相手の幸せになるんです。
でも亜希子も本田さんも、悩み、泣きながら、それでも"あなたに幸せでいてほしい"という想いで決断していました。
その姿はあまりに綺麗で、これこそ"共に生きる"ということの醍醐味なのではないかと感じさせるほどでした。
せっかく同じ時間を過ごせるのなら、ただパートナーとして過ごすのではなく、夫婦として、幸せな時も辛い時も
"一緒に居られる"ことを大事にしたい。
時には、
"一緒に居たい"が
"一緒に居なければならない"に
なるかもしれない。
人間ですからね、時には同じ時間を過ごすことが疎ましく思うことだってあるんだろう。
でもお互いの生活にお互いがいることが当たり前である時間は、限りがあるもの。
"一緒に居られる"が
"一緒に居たいのに…"に
変わってしまわないうちに、夫婦としての時間を大事にできる大人になっていきたいと思わせてくれた、温かい作品でした✨
あとはともかくCG映像が綺麗✨
黄泉の国の世界観は少しジブリを思い出させてしまう部分はあったものの、あまりに自然で、本当にこういう場所があって、そこで撮影してるんじゃないかと思うくらい、美しい映像でした🌈✨
記念すべき700本目！
自分の価値観を少しでも変えるきっかけをくれる作品に出会えたことに感謝です♫
