ゴン吉

誰が為に鐘は鳴るのゴン吉のレビュー・感想・評価

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)
4.0
アーネスト・ヘミングウェイの小説を映画化した戦争映画。
ゲイリー・クーパー主演、イングリッド・バーグマンがヒロインを演じる。

1937年のスペイン内乱が舞台。
スペイン北部で、アメリカ人のロバート・ジョーダン(ゲイリー・クーパー)が反政府組織である人民戦線に加担して共和国政府軍に対して破壊活動を行なっていた。
列車爆破に成功したジョーダンは、次に山岳地帯の鉄橋を爆破するため、現地のゲリラに協力を要請する。
ジョーダンはゲリラに匿われていた市長の娘マリア(イングリッド・バーグマン)と恋に落ちるが……     

ジョーダンが爆破活動を要請したことで、ゲリラグループ内で意見の相違が生じて様々な人間模様が繰り広げられる。
メンバーの安全を重んじるリーダーと血気盛んな部下たちの対立が深刻化。
激しい銃撃戦に加えて、戦車や戦闘機も登場してストーリーを盛り上げます。
そして何といってもジョーダンとマリアの恋の行方に注目です。
ショートヘアの若きイングリッド・バーグマンが可愛らしい。
群衆による市長を始めとする役人の殺害など当時の様子も描かれており、スペイン内戦はなじみが薄かったので興味深く鑑賞できた。 
ラストで突然鐘が鳴るシーンに変わりますが、伏線があったのでしょうか?

2021.12 NHK BSPにて鑑賞(ワールド・プレミア上映版、字幕)
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