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ミックス。のRのネタバレレビュー・内容・結末

ミックス。(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2017年の邦画。

監督は「エイプリルフールズ」の石川淳一。

あらすじ

恋人に浮気され、絶賛無職な元天才卓球少女の冨田多満子(新垣結衣「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」)元プロボクサーの萩原久(瑛太「太陽の家」)と卓球男女混合のミックスを組み、卓球クラブの再建を目指す。

Amazon primeにて、まだ観てなかったので。

観て、まず思うのがやっぱガッキーかわええ。その一言に尽きる。

「逃げ恥」から若干旬が去りつつあるが、やはりメディアに少しでも出ると世の男性陣をざわめかせるだけあり、今作での彼女から醸し出される「可愛い」が溢れている。

多分、それは監督自身も分かっていて、冒頭の回想シーンではJKルックス(全然イケる!)から山姥メイクまでコスプレさせるサービス精神っぷりからも見てとれる。

そして、そんなガッキーのお相手はこちらは元ボクサーという役柄からかワイルド全開な瑛太。

ガッキー自身が役柄を超越した「陽」な分、クールなキャラクター性を生かしたルックスと演技がハマっていてこちらも良かった。あの髪型かっこいいなー。

そんな2人が卓球クラブの再建と憎き恋人江島晃彦(瀬戸康史「人間失格 太宰治と3人の女たち」)とその恋敵小笠原愛莉(永野芽郁「仮面病棟」)を倒すためミックスの大会に出るというお話。

割と王道なスポ根ものの流れを踏襲しながらも、広末涼子(「ステップ」)、蒼井優(「ロマンスドール」)、真木よう子(「焼肉ドラゴン」)といった他作品ではヒロインポジションな大物女優まで引っ張り込んだ豪華な俳優陣のアンサンブルと相まって退屈せずに観ることができる。

まぁコメディシーンやわちゃわちゃするシーンなんかは若干の「ウザさ」はありつつも、そこら辺を目をつぶればガッキーと瑛太のイチャイチャをジェラシー感じつつ微笑ましく観たりと割と楽しめるんじゃないだろうか。

不満点を挙げるとするならば、ガッキーの元彼事情はまぁ割とありがちな展開なので、納得できるものの「離婚子持ち」設定の瑛太演じるハギが、終盤登場する元奥さんと娘さん(娘さん役の子がめちゃくちゃ可愛い)と割といい感じな点を踏まえると、その決着の仕方が、まるでガッキーと瑛太をくっつけるためだけに無理やりそうしました感があって、なんか居心地が悪い。

2人がお似合いなだけに、終盤でのキスシーンも祝福よりも先に「え?お前奥さんと子どもどうなったん?」的な若干クズに感じさせざるを得ない感慨を受けてしまった。

あと、卓球クラブの引きこもり高校生の優馬君(佐野勇斗「かぐや様は告らせたい-天才たちの恋愛頭脳戦-」)の落とし所が割とおざなりになっちゃったのも不満かなぁ。もう一回学校に行くとかそういうシーンがあって欲しかった。

まぁ、個人的には個人的卓球映画のベスト「ピンポン」には及ばないまでもガッキーかわええ!な一作でした。
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