このレビューはネタバレを含みます
アメブロからのコピペで長文です
親友のように大切な姉の交通事故で心に傷を抱え橋の上でたって真っ暗闇の中にいたヴァイオレットを閉ざされた世界から助けたフィンチ
怖いと感じる場所がこんなにも素晴らしいと教えてくれた
だが、心に深い傷を抱えていたのはフィンチもで
記憶が飛んだり、自分を見失ったり
同級生にイカレてると言われ
喧嘩してしまい苦しむのにどこかもう一人の自分がみてるような感覚になったり 心の傷が深ければ深い程自分を守る事さえ難しいのが伝わってくる
その深い傷が父親の暴力でフィンチは何も悪くなくても
好きな人がいて、お互いに好きになる そういう幸せな時間が素敵なだけに
真っ暗闇の深さがより伝わる
それでも、フィンチの抱えてる闇の部分だけではない
優しさや愛がある事に気付いてる姉や親友やヴァイオレットは彼の事を愛している
愛だけでは救えないというのがリアルで悲しい
でも、愛以上に救われるものもないと思う
永遠に続く闇など存在しないと私は思ってて
だからこそ二人で素晴らしい世界を見れた
どんなに真っ暗闇の中にいても愛してくれる人はいる
見失わないようにしたい
そういう事を考えさせられる作品