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アフターマスのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

アフターマス(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

航空機事故の過失を犯した人間と、その事故の被害者家族の物語。

直接的に事故のシーンを見せたりだとか、家族を失った悲しみをそのまま演技させる事なく、あえて観客の想像に委ねるところは良かったと思います。

特に管制官が事故を告知されるシーンは、こちらまで背筋が凍りました。
急にとてつもない責任を負わされる感覚…おそろしい。

ただ、そういった繊細な演出がある一方で、航空会社側の弁護士達が非常に露悪的というか、典型的な拝金弁護士だったのには、やや閉口。
いくらなんでも、あんなにデリカシーのない弁護士がいるんですかね?

ラストまでの展開が想像以上にヘビーなのは驚きましたが、最後には少し希望というか、救いがあって良かったです。
劇中に「正解かどうかなんて、どうでもいい」みたいな台詞があったけど、賠償や責任って事よりも、まずは謝罪から始める…その気持ちが大事だよな~と思いました。
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