climax

きみの鳥はうたえるのclimaxのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.0
演技じゃないよね?
みたいな演技。
誰かの日常に忘れてたあの頃のゆらゆらが交錯する。
泥酔して音楽にトランスしてカラダが揺れるあの感じ。
簡単に何かを得て簡単に何かを失う。
執着しないという選択。
恋愛と呼ぶには拙いし生きてる実感とは程遠いけど、あの頃の不格好で形にならないユラユラこそ若さの証なのかな。
もう二度と味わうことが出来ない時間。もっとゆっくり丁寧に刻むべきだったなって今更ながら後悔。

石橋静河の絶妙な表情とメンズのTシャツ着たとこ可愛い。彼女特有のシンプルで柔らかな魅力。
そして多くを語らず演者の目線、癖やしぐさでストーリーが織り成されるという不思議な演出。
曖昧という心地よさ。
climax

climax