カンパッチー

バレー・オブ・バイオレンスのカンパッチーのレビュー・感想・評価

3.6
不殺の意志を貫いていた主人公の唯一の家族でもある愛犬を殺されて、復讐を誓う──ってジョン・ウィックのご先祖さまかな?って思ってしまいますね、しかしワンコが本当に頭が良く可愛いんで、主人公ポールの気持ちがよくわかるんですよ。

そして、ジョン・トラボルタ史上最高に可哀想な巻き込まれ型保安官、唯一反省するところはくそ馬鹿な息子を育ててしまったことぐらいで本当にこんな巻き込まれあるかよ!ってぐらいに最悪な終わり方です。パッケージはトラボルタではなくバカ息子にするべきでしたね、めちゃめちゃジョン・トラボルタまともな正論を言う保安官だったので、パッケージだと悪徳保安官みたい。

カレン・ギランもおバカな女なので彼女目当てだと勿体ないかな、逆にヴェラ・ファーミガの妹のタイッサ・ファーミガは良いところをかっさらってます。イーサン・ホークは相変わらず西部劇が似合いますね、この時代にベタで真っ当な西部劇は珍しいので面白かったです。