あらゆる菌にｱﾚﾙｷﾞｰ反応を起こすという難病を患う17歲のﾏﾃﾞｨ。
娘の死を恐れた医師である母は、自宅を無菌室にし、その結果、ﾏﾃﾞｨは、17年間1度も家からでることはなかった。
ﾏﾃﾞｨが18歲の誕生日を迎えた日、隣にｵﾘｰが越してくる。
窓越しに出会う2人は一目で恋に落ちる。
ﾏﾃﾞｨの暮らす家が一見とても素敵で、家の外にいるような気分にさせる一面窓の部屋があったり、完璧なﾈｯﾄ環境やちょっとした運動をする機具まで整っている。
孤独は感じるものの優しい母や、子供の頃からのお世話係である看護師、その娘との信頼関係もあったりで恵まれているようにもみえる。
ｵﾘｰとは当然会うことはできないので、初めは窓越しに顔を合わせ、常にﾒｰﾙでのやりとり。
この辺、2人の純粋さにｷｭﾝｷｭﾝする。
ﾒｰﾙのやり取りをあらわす演出は斬新で、ﾏﾃﾞｨの置かれている環境との相乗効果で思っていた以上に心にささる。
どんなに顔を合わせても､ﾒｰﾙや電話で会話しても、触れたくなる若々しい思いが溢れていて、こちらまで初々しい気持ちを思い出す♪
文字通り1つの出会いがその後の人生を大きくかえる。
ところどころに詰めが甘い部分があるものの、綺麗な音楽と映像に癒され、形はどうあれ多くの愛を感じるｽﾄｰﾘｰ展開。
重たそうな設定の割にはｻﾗﾘとみれる作品。
