これ、すごく好きな作品です。
作り上げた虚像と戦うことで現実から目を背ける少女の物語にも見えるし、実は巨人は実在したとして見ても成り立つところが良い。
ちなみにぼくは割と後者の視点で見ていました。その方が面白い気がしたので。
どちらにせよ、少女は戦いと葛藤の末に大切なものを得て、また失う。しかし結局、彼女は終始強かった。
巨人にもイジメっ子にも決して屈することはなかったし、唯一逃げていたある一点のことにしても、最後に向き合うことができたのはその強さ故だろう。
気持ちの良いお話でした。
小道具や衣装、キャラクター造形が可愛かったのもとても楽しめた。