強い女性が次々と相手をなぎ倒していく・・・的な内容を期待すると酷評しそうな今作。
皆様のレビューを始めとしたありがたき沢山の前情報。スパイ映画であることをインプットしておけば、十二分に楽しめる作品だと思いました。
そして音楽との融合でしょうか。但し80年代のニューウェーブ寄りな曲が多いのです好き嫌いは分かれそうです。
個人的に楽しめたのは、複雑な内容というか何か色々入り組んでいる中、シャーリーズ・セロン演じるロレーンの少数しかないミッションだけを意識したからかもしれません。彼女の与えられたミッション数は非常に少ないので、そのミッションだけを意識しておけば「あら、意外と楽しいじゃない」って思うというか、分かり辛い？とか難しい？とかアクション期待したのに・・・とかは思わないかもしれません。
シャーリーズ・セロンが42歳とは思えない程若くて強くて美しい作品でした。兎に角強い！そして美しい！特にレズったデルフィーヌと逢うときだけは何故か数倍美しく見えました。因みにデルフィーヌのケツ顎具合はかなり男前でした。
今作は1989年の物語。幻の昭和64年です。私は大都会東京に来て2年目で、ダイエースプレーで髪を立て、ホっそいブラックな綿パンとラバーソールを履き、イカ天に夢中になっていた年でしたｗ ベルリンの壁崩壊は凄くインパクトありましたけど、信じられない程の田舎で暮らした自分が、幼少の頃から憧れた大都会のど真ん中で生きている方が凄い事だと感じてしまいます。
時代というのもあるのか、今作喫煙シーンが多いです。そしてアルコール・・・。20数年吸っていた紙巻きたばこを数か月前にやめた身としては、人が殴られる、刺される、撃たれるシーンより辛かったですｗ そんなに美味そうに吸うなよと・・・ｗ
ロレーンが事あるごとに飲むウォッカロックも美味そうでした。帰宅後、このレビューを書きながらウォッカロック2杯目いただいておりますｗ
最後に・・・。クラッシュのロンドンコーリング起用タイミング・・・。全身にサブイボが立ちました。最高でした。
