東京国際映画祭14本目は特別招待作品「ミッドナイト・バス」。
珍しく粗いレヴューになるが、それは主人公に全く共感できなかったから。私としてはこういうのは珍しい。
おもしろくなかった訳ではない。脚本も物語としては悪くない。役者も原田泰造がここまで芝居できるのかと感心したし、相手役となる山本未来も小西真奈美も微妙な気持ちを表現する素晴らしい演技だったし、子ども役の七瀬公も葵わかなもたいへん良かった。
よく言えば石井裕也の「ぼくたちの家族」のような家族の再生の物語なんだが、どうしても主人公の言葉にも行動にも共感できない。
それに長い!(157分)
ただ優しいだけの男なんて、ロクなもんじゃねえな。(ネタバレを避けるために書かないけど、なんでこんなにムカついてるか、実は書きたい(^_^))