ひたむきな愛情を感じます。
ブーベの恋人、マーラを演じるC・カルディナーレが素晴らしい。
絹布のお土産に喜び、味気ない文通にふてくされ、父親に結婚の許しを得て立ち去るブーベに腹を立て、彼の実家では言いたい放題、でもハイヒールを買ってもらい大喜び・・最初は幼さがあり可愛いだけの感じですが、このあとの気持ちの揺れと心をしっかり保てる落ち着いた大人へと変わっていく姿が美しいです。
「わたしが守ってあげなければ」「わたしがついている」マーラの救い、戦中戦後を生き、当時の人はこの映画をみて何を思ったのでしょうか。癒やされた方もいるでしょう。
(メモ:マーラの恋人、ブーベをG・チャキリスが。
パルチザン活動、そっけない態度、言葉が足りない、追われる身、裁判での弱音と被害妄想、チャキリスは軽やかにステップを踏んでいる方が良いのでは、チャキリスの髪型が・・このあたりを考えると台無しになるのでよしましょう。)