ブーベの恋人の作品情報・感想・評価

「ブーベの恋人」に投稿された感想・評価

NY

NYの感想・評価

3.5
C.C.の目力がすご過ぎ。
7年の歳月を的確に演じわける力量といい、2人の男の間で揺れる心理表現といい、クラウディア・カルレナーレはもっと評価されて然るべき。
脇の2人と音楽も良かった。
こぅ

こぅの感想・評価

3.6
カルロ・カッソーラの同名小説を映画化したCC、
クラウディア・カルディナーレ主演の【ラブ・
ロマンス】。

1944年終戦、ファシズムの傷跡残るイタリアの
田舎町、マーラ(クラウディア・カルディナーレ)
の家に共にパルチザンとして戦い、命を落とした
マーラの兄の訃報を伝えに青年ブーベ(ジョージ・
チャキリス)がやってくる。マーラの父は心から
彼を迎え入れた。次第にマーラはブーベに惹かれ
るが彼は…。

兎に角、美しいCCが観れる。
冒頭の訳ありで列車に乗るマーラから終盤まで
長い回想で綴られる。
前半のぶっきら棒で煮え切らないブーベとの恋に
は【終始イライラ】するが、中盤の彼女に惹かれ
てアプローチしてくる男の出現でデートを重ねる
マーラはイキイキしていて輝いて見えた。
大ヒットしたカルロ・ルスティケリのテーマ曲が
印象を残す。


何が本当の幸せか⁈
終盤の【彼女の選択】こそが本作の描きたい愛の
テーマだ。
見終わった後また最初から見たくなる作品
歴史とかを知ってたらもっと楽しめたのかな
「でも私はブーベの恋人よ、わかって。」ってセリフが好きでした。
pier

pierの感想・評価

4.0
車窓から外を眺めるカルディナーレの、なんとも言えない表情が頭から離れない。
最後までブーベの言葉が、うわべだけに聞こえてしまい、感情移入ができなかった。
なぜか。マーラに対しての態度、愛の言葉がとってつけたように聞こえる、マーラのことがこんなに好きなんだという演技(この場合俳優としての演技)がしきれてない。などなど。
1944年、20歳の美しい娘マーラのもとに、兄と一緒にパルチザンとして活動していた青年ブーベがやって来る。風来坊のような存在の彼に、想いを寄せるようになるが手紙には活動報告ばかりで愛の言葉は無く...。

イタリア・フランス合作の名作。クラウディア・カルディナーレとジョージ・チャキリスという当時を代表する二大スター主演!
実際にあった話をもとにしているそうですが、こんなに胸が張り裂けそうになる純愛も珍しい...。ハリウッド映画とはまた違って、すごく淡々と、でも確実に私たちにメッセージ訴えて来るイタリア/フランス映画。

何年もの間、結ばれたくても結ばれない運命のマーラとブーベ。初めはどこか素っ気ないそぶりでマーラに愛の言葉を囁かないブーベの態度が煮え切らなくてイライラしたけど、布団で寄り添うあのシーンでその意味が分かってホロリ。大好きだとしても、それを口にすることが必ずしも正解では無くて。むしろ何も言わないことこそが一番の「告白」だったりするんだなと...。
はじめは手遊びしたり、ブーベからの手紙を受け取って駆けずり回ってた村娘のマーラがだんだん現実と向き合うにつれて大人の女性へと成長していく姿も印象的でした。クラウディア・カルディナーレが本当にきれい...!あんな瞳で見つめられて、「愛してるわ」なんて言われたらブーベももうそりゃ言葉にならないだろうなぁ...。
ジョージ・チャキリスもダンサーとしてのイメージが当然強いんですが、本作も葛藤する青年役がハマり役ですごくカッコよかった。

青年ステファノとの出会い、法廷での戦い、様々な経験を通してマーラが達した1つの答えに触れたとき、真の愛をそこに見た気がしました。時代に翻弄される男女の愛って、誰のことも責められないからより切ないですね...。
珠玉のラブストーリーでした。モノクロ画面なのに、街1つ1つが美しく見えました。
やっぱり戦後のイタリアは『自転車泥棒』とかもそうだけど、救われない気持ちになる

1944年。ファシズムの傷跡が濃厚に残る北イタリアのある田舎町にあるマーラの家に、ブーベという青年が訪れた。運命の人と感じ取った青年ブーべはファシストの憲兵と息子を殺してしまい、追われる身に。たまたま出会った好青年ステファンは婚約者がいるが、徐々に惹かれあっていく…そんな時にブーべが逮捕されてしまい…

歴史的な背景を知っているとより一層楽しめるけど、分からなくてもメロドラマっぽい所とか楽しめるのではないでしょうか。ラストの電車に乗るときのマーラの顔が印象に残る。

また、裁判のシーンが思っていたよりも長くて驚いた!
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2008/10/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
あのジョージ・チャキリスが「ウエストサイド物語」以外にも出ていたのか、という失礼な驚き(笑)を持ちつつ鑑賞。戦後のイタリアを舞台にしているので、パルチザンとかファシズムとかやや実感の沸かない政治的設定が多く頭を使うが、話としては男2女1の純粋で真摯な恋が端的に美しく描かれている。他の映画ではアイドル的な扱いをされたりもっとセクシーさが強調されていたクラウディア・カルディナーレが、ここでは純粋に一人の男性を想い続ける姿を好演しており、さらに魅力が増した。彼女が出演するベストの映画かもしれないと思う。
marumame

marumameの感想・評価

3.0
小説も映画もかなり売れた作品らしい。
終戦後のイタリア、時代の激動に翻弄される美しい主人公クラウディア・カルディナーレ。ショートカットがキュートさと意志の強さを表してる。
ただただ待たなければいけない男と、すぐそばにいる男……どちらを選ぶのか。
とりあえず、どっちもなんだかなぁってところがあり、マーラを応援する気持ちにはならんかったけども、マーラがあんなに美人で男を何人も手玉に取りそうなのに、純粋なところがグッとくる。
chinechan

chinechanの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

関係のない子供を頭に血が上って考えられなくなっていた、という理由で撃ち殺した挙句に、逃がしてくれた友達のこともこっぴどく貶し、ムショ入りして弱音を吐く男性。
元カノに品がないとこき下ろした上で、犬食いするカルディナーレの品性を褒めたたえて結婚を迫る男性。

さてどちらの男性に寄り添って生きていきますか。というメロドラマ。

と字面で書くとすごい設定ですが、当時の時代背景も含め、カルディナーレの悲劇のヒロインさを慮ると、なかなか切なさがあります。

全然映画の本質の話じゃないけど、
当時の映画によく出てくる、上映中の入場なんて序の口、途中でしゃべるわ、タバコ吸うわ、上映中に空いた席を取り合って駆け込むわの描写、実は嫌いじゃない。声を出して笑ったり、タバコの火を貸しあったり、今の世の中より生きやすそう。みんなで映画観にきたって感じ。
途中から入ったり、すぐ退場したりするあたり、当時は映画の中身より、もはや映画を観ること自体が娯楽だったんじゃないかって思います。
>|