ハチ

エジソンズ・ゲームのハチのネタバレレビュー・内容・結末

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

うーん…ちょっと分かりづらかった!
トーマス・エジソンが発明家で…という事くらいしか知らず、この映画の題材に取り上げられている電流戦争を知らない身としては、これを観るだけでは人物像や話の流れが理解し辛い。
予め人物や電流戦争を知っていればもう少し良かったのかな。
場面の切り替わりが多くて、理解する前に話が変わってしまうのも気になった。

「ビジネスバトル」と出ているけど、これだとウェスティングハウスの技術を恐れたエジソンが一方的に攻撃してるように見えて、自然とウェスティングハウスを応援してしまった。
だからウェスティングハウスが、ニコラ・テスラと結託して何かを成し遂げるシーンとか見てみたかったな。

今では当たり前のように存在する「電気」だけど、それが供給されるようになるまで、世の中を良くしたいと自分のアイデアを実現しようとする発明家の頭脳と熱意を見るのは胸が熱くなる。
便利な技術で生活できる土台として、活躍した人物の存在と功績を映画を通して知れた事は良かった。
街中に電気が灯ると同時に、電気椅子による死刑の眩しい程のショック映像の対比。技術の進歩は、利便性による幸福だけでなく闇の部分の発展もするのだなぁと感じさせられた。
どんな技術も、使い方次第なのだ。

カンバーバッチは、天才肌でクセのある人物が本当に様になる。怖い役が多いマイケル・シャノンの紳士役も凄く良かった。
テーマも面白く、豪華キャストだったので、もう少しストーリー仕立てで分かりやすかったら良かったなぁ…!

【余談】
ウェスティングハウスとエジソンのクライマックスのシーンで、誰かのスマホの電話の着信が鳴って最悪だった…
頼むから映画館で映画見るなら携帯電話マナーはしっかりしてくれ!!
ハチ

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