トーマス・エジソンが発明したもの。
オーブントースター、映写機、そして電球。
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お子様向けの伝記（電気ではなく）に出てくるそれとは打って変わって、自らの名声と富の為ならば他人を陥れることなど厭わない下衆いビジネスマンとしての彼を、ひねくれた天才をやらせたら間違いないベネディクト・カンバーバッチが演じる。
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史実、たくさんの訴訟を抱え、“訴訟王”としても知られる彼の本性のひとつが垣間見える。
今も昔もマスコミが作り出すイメージをそのまま信じ込む大衆心理の裏側に隠された複雑な人間らしさ。人の生活を良くしたいという想いから始まったことなのかもしれないけれど、思いがけず処刑用電気椅子に応用されていくさまは、アインシュタインの相対再理論が原子爆弾に繋がったことと似てもいて。
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余談だが「1日3食食べる」という習慣は、エジソンがオーブントースターを売るために使った宣伝文句だそう。それまで2食が普通だったが、皆が食べる回数を増やせばトースターももっと売れるはずと「3食食べると私みたいに頭が良くなるよ」という宣伝を打ったらしい。
それによって肥満が増え、病院が混み、保険も活性化したという説も…。
人の生活様式を変えてしまうほどのエジソンのマーケティング力、すげえなと。
