このレビューはネタバレを含みます
すごく切ない話だった。付き合いはじめは2人でいるだけでなんでも楽しくて、慣れてくるとそんなふうではなくなる。
ツチダはせいいちのために夜のバイトをする。せいいちはそれを知ったときショックを受ける。せいいちは曲を作ろうとしてもうまく作れない。ツチダは何もしないせいいちに嫌気がさして、好きだったハギオとよく会うようになる。ツチダとせいいちは前のように貧乏でもお互いを尊重し合う関係ではなくなった。ある日、せいいちが家を出ていくと言う。ツチダにはもっと家庭的な男性が合う、と言う。2人は別れた。付き合い初めのシーンがあって、最初はなんでも2人でいるだけで楽しそうだった。ライブハウスでせいいちのバンドがくる。せいいちは参加予定ではなかったけど、途中できてツチダには作った曲を聴かせる。ツチダは曲が始まる前から泣いていた。そこがとても切なかった。せいいち、変わったなと思った。バイトを始めてから、前に進んでいる感じがした。