吉田ジャスティスカツヲ

コンフィデンシャル/共助の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)
4.3
私がタイトルを付けるなら【ラッシュアワー ver.2018】


このレビューを書いている、オリンピックの時期的な話題としても【南北融和の可能性】を示唆したい意図が伝わってくるエンタメ作だったと思います。

全く性格の違う、韓国と北朝鮮の刑事が組んで合同捜査を行うという物語自体は既視感バリバリ🕶
しかしながら、一緒に行動することになる南北の刑事が置かれた各々の状況や、カルチャー・ギャップで味付けしながら『そもそも同じ民族だもの』と友情を培うあたりがわかりやすかったです。

主役➀はヒョンビンが演じる北朝鮮の刑事チョルリョン。
【あんたはステイサムですか⁉︎】な切れ味鋭い格闘センスを大盤振る舞い。
それ、国際問題だべさ…と苦笑する場面も多いですが、コリオグラフィーが最高にカッケぇ👏

また主役➁韓国のボンクラ刑事カンを演じるユ・ヘジンのコミックリリーフも効いていまして、それらミックスすると【バイオレンスで有名なのに、痛すぎないってバランス良い韓流映画】が出来上がりました👍




ん〜😕
格闘やチェイスシーンもやはり既視感が否めませんねぇ。
しかしながら、物語進行上のアクションパートの入り方の上手さや良し。

戦闘シーンだけでなく例えばジャンプして飛び移るなどの動き一つ一つにまで世界レベルといえるセンスやキレの良さが感じられ、韓流パワーに唸らされました。





減点要素:今回は大きく二箇所。

ならば観るなよ吉田、と言われそうですが【多くの韓流作品って、リビングにて家族団欒のシーン、長くありません?】
そんなに大事なことなの?
アクション映画にまでそんな食卓のシーンを2度も3度も入れると、その度に話が止まってイライラします😓

もう一つ。
上記で褒めたアクションパートに水を差す、音楽について。
なんと【毎回全て同じ曲であり、少なくとも4回は使っていました】
冷める〜🍃