TakahisaHarada

ワイルド・スピード/ジェットブレイクのTakahisaHaradaのレビュー・感想・評価

3.8
懐かしいキャラの再登場・復帰多め(気付かなかったのもあったけど…)、何でもあり度も増してて、アクションのド派手さも行くとこまで行った感があるシリーズ9作目。ド派手なわりに主要キャストが死んだり別れたりしない平和な作品でもあった。
1作目で語られたドミニク父の事故の真相、ドミニクの血の繋がったファミリーとの対立・和解が描かれる。

ここにきてドミニク弟の存在が判明するのはまさかで笑った。ハンもレティ以来の実は生きてましたパターンで復活。ローマンみたいに初耳だよとは思いつつも、この後出しをすんなり受け入れられるぐらいには慣れてきた…笑
スープラに乗ったジェイコブとドミニクの共闘、ドミニクの「俺を救うために車をくれた男がいる」という言葉とか、ブライアンを思わせるシーンが多くて、1作目でブライアンに救われたドミニクが今度はジェイコブを救う展開は熱い。

地雷原疾走、壊れる橋渡り、ターザンロープと序盤から飛ばしてて楽しい。ラムジーの無免許運転もこのシリーズならではのコメディで良かった。終盤の「ダークナイト」を思わせる装甲トラック裏返しもド派手で良い。
いよいよ車で宇宙まで行ったのも笑った。ギレルモ・デル・トロが「『パシフィック・リム』で好きなのは25階建てのビルと同じ大きさの巨大怪獣を倒すための多数の解決策の中、最終手段として『こっちも25階建て相当のロボットを作ろう』という部分」だと言っていたのを思い出した。ワイルドスピードシリーズなら色々な手段の中から当然車で行くでしょって感じでロマンがあって最高だった。