ぴろぴろ

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のぴろぴろのレビュー・感想・評価

4.0
先日テレビ番組で辻さんが、特殊メイクに時間がかかると文句を言う俳優もいるが、ゲイリー・オールドマンはじーっとして動かず、彼はプロフェッショナルだと話していたのを聞いて、メイクも含めて楽しみにしていた。
チャーチル自体は教科書で読んだくらいの知識しかないが、エドワード8世とシンプソン夫人の王冠を賭けた恋に一枚噛んでたり、奥様に愛されてブタちゃんと呼ばれる、ゲイリー演じたチャーチルはチャーミングな魅力を持った男だった。
演説って話し方ひとつで熱意の伝わり方が全く違って来る。 後半の国王とのやりとりと、地下鉄での市民と触れ合うシークエンスが演説に効いて一層熱く伝わって来て、映画らしい素晴らしい演出だった。
昨年鑑賞したノーランの「ダンケルク」 今作は視点を変えた「ダンケルク」でもあり、セットで観るとより興味深いと思う。 と同時に救われた兵士がいた一方で犠牲になった大勢のカレーの兵士達の史実にも想いを馳せたい。
首相就任からダンケルク撤退までの、チャーチル葛藤の27日間にフォーカスした歴史物語。
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