オールドマンの見事な芝居に尽きる映画ですね。ただし、これはあくまでも映画であり、史実ではありません。
チャーチルの政治歴は、この映画の前にも後にも、とても長く、後世から見れば(また評価する立場次第で)彼の政治家としての評価は難しいと思います。
南アフリカや旧イギリス植民地の人からみれば、特にそうだと思います。
おまけに映画はかなり史実を単純化しているようです。
というわけで、チャーチルが歴史の決定的局面で果たした役割が、とてもドラマチックに、しかも見事に描かれている映画です。
でもチャーチルが常に偉大な政治家だったわけではないことも忘れないようにしたいです。そもそも常に正しい人なんているわけないですからね