クランクインのニュースからほぼ一年、私にとっては待ちに待ったこの作品
オープニングの東映マークからして、昭和の頃の映画フィルムからわざわざ持ってきたような感じでたまりません。
ナレーションや手持ちカメラでのアクションシーン、もろ「仁義なき戦い」のタッチで楽しませてくれます。
内容的には、深作欣二監督・笠原和夫脚本の「県警対組織暴力」「やくざの墓場 くちなしの花」特にこの２本を元にしたような内容、
この２作品に出てきた菅原文太や渡哲也が演じたような悪徳刑事を、今作では役所広司がインパクト抜群・魅力たっぷりに演じています。
原作小説の面白さや内容を崩さずにクライマックスは映画独自な展開、映画的で盛り上がったクライマックスを見せてくれます。
小説も面白かったですが、映画も良かった。
深作欣二監督がもしこの映画を見たら何と言ったでしょうか？
「真木よう子いいね～ 彼女主役で１本撮りたいね。」
映画ファンの夢はつきません(笑)
