やし

ファースト・マンのやしのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
2.2
デイミアン……


『セッション』、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督、同じく『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング主演作。

好き嫌いはあれど、どちらも高評価作。

それなりに期待してたけど…
「??」
やや退屈。。


1969年、NASAのニール・アームストロング(ゴズリング)他2人は、アポロ11号で人類初の月面着陸に成功して米国大喜び。終わり。

雑なあらすじだけど、
これをどんなドラマ仕立てで見させてくれるのかと思いきや、至って平凡。
ストーリー的起伏もなく、キャラも薄っぺらに感じてしまった。

実話ベースだから結末も知ってるしね。


アポロ計画の前にジェミニ計画ってのがあったんだ、とか、
アームストロングの娘のこと、ミッション友の事故のこと、
諸々知らなかったことはあるけど、それらが雑筋プラスの要素として効果的だったかというとそうでもない。


この話を2019年のいま、なぜ作ったのかも分からん。
史実に忠実に、と言えば聞こえはいいが、アームストロング自体もあまり魅力的とは言えなかったし。
(ライアンは格好いいんだけど…)

やはりこれも「米国バンザイ映画」??


主人公より印象的だったのはその奥さん。
基本、夫より"1.2歩下がって"の良妻なんだけど、
かますときにはかます最良妻。

「息子たちにはあなたから説明して」の啖呵、格好良かった。



やっぱり…

映画館で観たほうが良かったかなぁ。


「彼らは説明出来ない美を見たのだ」
やし

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