なんかモヤモヤした。
題名には何の意味があったんだろう？複数形なので、金持ちの家に生まれたリリーと模倣の天才アマンダのことかな。
綺麗な映像に奇妙なBGMで、すごい不思議な映画だった。
継父を嫌ってるリリーが幼なじみのアマンダと再会して交流しつつ、ある計画を実行しようとする展開を4つの章で見せていくサスペンスで、アマンダが生まれつき人間らしい感情を持っていないのがミソ。感情を模倣する天才なので、相手の表情から鋭く感情を読み取るんだよね。
でも感情がないのになんでリリーと友情を深めて行けたんだろう？
継父が嫌な感じに描かれてリリーが虐められてるように見えるんだけど、ミスリードしてる気がした。このあたりの事情が意図的なのか最後まで曖昧なのがモヤモヤする。
継父が2階でトレーニングしてる機械音が不気味で、殺意を高めていくトリガーとなる。エンドロールの最後にも流れてゾッとした。
たぶんアマンダから「一番危険なのは優柔不断なこと」って言われたのがラストの伏線になってるね。
ロリコンの薬の売人が出てきて、男の弱さと女の強さの対比になってた。
アニャ・テイラー・ジョイ、オリヴィア・クックの主演二人が良かった。
