Hondaカット

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のHondaカットのレビュー・感想・評価

4.1
83点。スピルバーグ監督の演出力が冴え渡り過ぎて、基本的には室内の会話劇が多いのに、なんという躍動感とリズム、そして心揺さぶられる社会派エンターテイメントなのか。軽く傑作だった。

カット割りや編集もそうだが、役者の動かし方、行動、カメラの捉え方がすさまじく雄弁。扉というモチーフをそう使うか、とか、同一ショット内でカメラが追う人物が入れ替わり、彼がのちにキーとなる発見をするのだな、とか、二人の人物の関係性が構図ひとつでわかる、とか、、、。

そういった事の積み重ねで、ちょっと先の展開が深層下で推察できる、それによって、映画を見る推進力やワクワクに繋がっていくのだ。本当に見事。終盤、ある人物の「RUN!」という言葉にこの映画が映画を越えて世界まで動かす力を感じてグッときた。予告編の10倍面白い。