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顔のない眼のKSatのレビュー・感想・評価

顔のない眼(1959年製作の映画)
3.7
アルモドバルの「私が、生きる肌」にかなり影響を与えたと思われる怪奇映画。

もはや美容整形の域を超えたとんでもなく狂った外科手術は極めて胡散臭いが、手術シーンのエグさは、今観てもなかなかクるものがある。白黒故の気持ち悪さというのは、確かにあるのではないか。

だが、「鳩を持つ貴婦人」のイメージによる、ある種の夢現な幻影が最後に勝つあたり、やっぱりフランス映画なのだ。
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