衝撃的で個性的な作品。美醜とか正常異常の線引きって誰が、何が決めているんだろう。似た映画を他で見たことがない。身体の一部が奇形の人や何かしらのコンプレックスを抱えた人たちのオムニバス形式の映画。
口と肛門が生まれつき逆に着いてる女性のビジュアルは忘れられないほどに強烈。生まれつき両目が無くて、代わりにピンクダイヤモンドを目があるところにつけている娼婦のキャラクターが印象に残った。子どもの頃から娼館で働いているから、辛いことがたくさんあったはずなのに純粋で、他人への興味を失っていない彼女がとても美しく思えた。
パステルピンクとパープルで統一された世界観でもかわいいとはならず毒々しさを感じた。ただ、現実世界に寄せた世界感だったら複雑な感情になりすぎて最後まで見れなかったと思う。
