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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのfunのレビュー・感想・評価

4.0
どっかで仕入れていた情報を間違って覚えていたようで冒頭から家政婦を雇う経緯が子供がいて男1人じゃ大変だから家事と子育てのために家政婦を雇うと思ってたのでどこに子供いるの?と思ったらいなくてびっくり!
でも、逆に驚きがあって良かった。
ピースのかけたような2人が出会い、カチッと綺麗にはハマらないんだけどどんどん自然になっていく物語が進めば進むほど辛いところも含めて2人のやり取りを愛せてくる作品でした。

以下ネタバレ含みますので先に見ないでー




サリーが演じるモードは本当に障害があるようにしか見えない自然な感じ。
たまにキラと見せる表情と目が印象的。
昔見た「キャロラインを探して」という未だに何回も録画したものを見返すことがある作品で出て来た障害のある妹役の子を思い出してまた見たくなった。あの作品も静かながら練りに練られた内容で本当に忘れがたい。
ある意味No.1作品…とそれは置いといて。

最初は馬鹿扱いしてたり、モラハラだったけど、住み込みって言って同じベットで寝たりとびっくりも多かったけどちょっと自分もテレビの映像に映りたがったところは可愛かったっけ。
網戸とか掃除し出したりとか靴下繕ったり、喫煙させない!俺じゃないとお前の世話は出来ん!とか。
イーサンのエベレットは枯れた無骨さとモラハラをガツガツ出してくるところも多いんだけど後半に行くにつれてモードへの愛がどんどん溢れてる感じがすごい伝わってきゅんと胸が痛くなるシーンがたくさんあった。
でも、サリーのモードがどんどん老けていくけどなぜかイーサンは時折すごいカッコいい!って思えるところがたくさんあって改めてイーサンの良さを再認識。

2人のお家が絵本のお家みたいに小さくて可愛かった。棚を緑に初めて塗った瞬間モノクロがカラーになったように鮮やかにきらめき出した。
それにしてももっといい生活ができそうだけど本当に慎ましく過ごしてたんだな2人は。
そしてエベレットはあの思い出の小さな家であのあとも一人で暮らしたのかな?…
犬を飼ったらとモードが言うところ泣けたー😭
先を知ってるみたいで。
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