パク・チャヌク作品はヌルッとしたウェット感があり訳のわからない中毒性がゾワリと芽生える。
今作は刑事と被疑者という一線があるにも関わらず、容易にその線を超えてしまうけれど気持ちだけで直接的な行為はない。
刑事の一目惚れをたくみに利用しようとしたのか？戦略に飲み込まれ、本人もその気を纏ったのか？2人の急激な親密さにドキマギすることも度々。
同じ場所にいないはずの2人が同じ場所に存在する映像や音声などそこかしこと考察欲を掻き立てる。
あなたに会うためにはこうするしかなかった、、、まるで八百屋お七のような理由だけれど、タン・ウェイのあの瞳に見つめられて、刑事はドギマギ。
取り調べ中に高級寿司を一緒に食べ、彼女の荒れた手にハンドクリームを塗り塗り、洋服のポケットを探られてリップを互いに塗り塗り、一緒にご飯をつくりとそこかしこでドギマギ。
見ているこちらもドギマギでした。
ラストはご想像にお任せします？なのかな？
