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輝ける女たちのfunのネタバレレビュー・内容・結末

輝ける女たち(2006年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの意味は見終わった後にジワリとジワリとわかる感じ。
主人公はテレビ番組のマジックショーで昔人気だったニッキー。
今では冴えないながらも父親がわりのガブリエルの経営するキャバレーに出ているのみ。
しかし、ガブリエルが突然、、、。
というところから複雑な家族たちが集められガブリエルの意志を継ぐのかどうなのかという大きな柱を中心に、それぞれが家族としてのカタチと自分の道を探していくある意味成長物語。
登場人物の説明が少ないことと、どの人もそれぞれ艶っぽい眼差しをかわしているので、どう展開して誰と誰とが最終的に、、、という不思議な感覚がやんわりと胸をざわつかせる。

主人公より断然女性陣の方が美しく力強く逞しい。
ド・ヌーブにミュウミュウにベアールという幾つになっても魅力の衰えない面々の画面映えと、各々引き立つ演出がとてもよく、ベアールに至っては歌唱シーンが際立った。
若手の姉弟も美しく魅力的。
ストーリーとしては特に大きな危機や敵は出てこなくて、途中、途中に差し込まれる美しいレビューシーンの邪魔しないくらいのダンスと音楽の演出も心地よい。
スカッとか、見てサイコーとはならないけど、しっとり見れる作品でした。
ジャケットにある
豪華キャストの夢の共演は偽りではありません
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